長崎県を含む北九州エリアでは、アスパラガスの栽培が盛んで、全国でもトップクラスの出荷量を誇っている。それは、九州の温暖な気候がアスパラガスの栽培に適しており、東北地方や北海道といった栽培が盛んなエリアに比べても、同じ面積の農地でも大量のアスパラガスが収穫できるのが大きな理由のようだ。
栽培されている品種も、太さが500円玉ほどもある“王様アスパラ”から、10センチ程度の長さで出荷される“ミニアスパラ”まで様々。それぞれの品種を考え、農薬や科学肥料の使用を可能な限り抑えて、大地の栄養をいかす土づくりをモットーに栽培されている。
旬 3月 4月 7月 8月
長崎王様アスパラ
期間限定の極太春アスパラ。甘みと柔らかな食感が絶品
王様アスパラの出荷時期は、長崎では2月から4月上旬まで。極めて限られた時期の限定品といえる。十分に手入れされたアスパラハウスで栽培され、春アスパラの中でもほんの一時期にできる極上のアスパラ。甘みとうま味が凝縮され、柔らかくてプリプリした食感は、まさに王様の味。素揚げや焼きアスパラにすると最高だが、生ハムとの相性はとりわけ高くイチオシの食べ方。王様アスパラはエコファーマーの指定を受けた農家が生産する、1本50gを超える極太サイズだけを厳選している。
旬 2月 3月 4月