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雲仙・島原

雲仙、島原の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

雲仙 島原 観光ガイド

雲仙・島原の観光・旅行 Info

長崎県の東部に位置する雲仙・島原エリアは、美しい自然と豊かな温泉文化、そして火山と共に歩んできた歴史が魅力の観光地です。ここでは、観光におすすめのスポットをジャンル別に紹介します。

雲仙エリアのおすすめ観光地

雲仙地獄(うんぜんじごく)

雲仙温泉街の中心に広がる硫黄の香り漂う温泉噴気地帯。湯けむりの中を遊歩道で散策でき、「大叫喚地獄」や「お糸地獄」などユニークな名前の地獄が点在しています。
地熱を利用した温泉たまごも名物です。

雲仙温泉街

歴史ある温泉地で、明治から昭和にかけて外国人避暑地としても人気を集めました。
老舗旅館やモダンなホテル、共同浴場も点在し、ゆったりとした滞在が楽しめます。

仁田峠(にたとうげ)ロープウェイ

標高1,000m超の普賢岳・妙見岳を望む絶景スポット。
秋は紅葉の名所として知られ、登山やトレッキングの拠点にもなっています。

白雲の池(はくうんのいけ)

雲仙岳の静かな山中にある周囲1kmほどの美しい湖。ボートや自然散策が楽しめ、キャンプ場も併設されています。

島原エリアのおすすめ観光地

島原城

江戸時代初期に築かれた五重天守の白壁城
館内にはキリシタン関連資料や島原の乱、民俗文化に関する展示が充実しています。
桜の季節は特に美しい景観を楽しめます。

武家屋敷通り

江戸時代の面影を残す武家屋敷跡が並ぶ静かな通り。
石垣や水路、茅葺き屋根の家屋が保存されており、江戸時代の暮らしを体感できます。

島原湧水群

豊かな湧水に恵まれた島原は、水の都とも呼ばれます。
代表的な「鯉の泳ぐまち」では、石畳の道沿いの水路に色とりどりの鯉が泳ぎ、写真映えスポットとしても人気です。

平成新山展望園地

1990年代に噴火活動で誕生した平成新山を間近で望める展望台。
災害の歴史と自然の力を感じながら、雲仙岳の迫力ある風景を楽しめます。

自然と歴史を感じるその他の観光スポット

雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)

1990年代の雲仙普賢岳噴火災害を伝える施設。
映像やジオラマ展示で災害のメカニズムと教訓を学べる、防災教育の拠点です。

有明海の干潟・干拓地

島原の海岸線では、有明海の干潟景観が広がります。
潮干狩りや地元漁師の伝統漁法「ガタスキー」など、ユニークな体験も可能です。

雲仙・島原のグルメガイド

雲仙・島原エリアは、火山の恵みを受けた自然豊かな土地と、歴史に育まれた独自の食文化が魅力です。ここでは、旅行中にぜひ味わいたいローカルフード、立ち寄りたい人気店、そしてお土産にぴったりの名産品を紹介します。

雲仙・島原の名産品

雲仙ハム

肉の旨味とスモーキーな香りが特徴の雲仙ハムは、地元ではお中元や贈答品の定番。
そのまま焼いても美味しく、お酒のお供やお弁当にもぴったりです。

島原手延べそうめん

コシの強さと滑らかなのど越しが特徴の伝統的なそうめん。
島原では特に「唐比そうめん」「杉谷そうめん」が有名で、夏場のお土産に喜ばれます。

具雑煮(ぐぞうに)

江戸時代の「島原の乱」に由来するとされる料理で、たっぷりの野菜や鶏肉、餅などを煮込んだ郷土料理。
家庭ごとに具材のバリエーションがあり、冬の定番メニューです。

ジャガイモ・ジャガ製品

雲仙岳の火山灰土壌はジャガイモ栽培に適しており、味の濃い男爵系の芋が採れます。
ジャガバターやコロッケなど、加工品も充実。

雲仙・島原のローカルフードと人気レストラン

島原名物「かんざらし」

白玉団子を甘いシロップに浸したスイーツで、昔から地元の人々に親しまれています。
島原市の「銀水」や「しまばら水屋敷」などで味わえます。

雲仙の温泉蒸し料理

地熱を利用して野菜や卵、魚介類を蒸し上げる名物料理
「雲仙湯元ホテル」や「湯の里共同湯」周辺の食事処で楽しめます。

おすすめレストラン・食事処

銀水(島原市)

かんざらしの名店。レトロな雰囲気の店内で、冷たい甘味とお茶を楽しめます。

しまばら水屋敷(島原市)

湧水を使った甘味処で、池のある庭園を眺めながら和スイーツを満喫できます。

味処 湯の花(雲仙市)

地元の野菜や魚を活かした定食や、温泉蒸し料理が人気のお店。
観光客にも地元客にも支持される老舗です。

おすすめのお土産

雲仙ハム詰め合わせ

本場の味を自宅で楽しめる贈答用セット。空港や道の駅などで販売されています。

かんざらしの瓶詰・セット

自宅でも簡単に作れるように白玉と蜜がセットになった商品が多数販売されています。

手延べそうめん(化粧箱入り)

贈り物にも適した高級感あるパッケージで販売されているものも。島原市内の専門店や道の駅で購入可能です。

温泉たまご・温泉スイーツ

雲仙温泉街では、地熱で蒸し上げたたまごや蒸しプリンなどユニークなお菓子も人気です。

雲仙・島原の季節の祭り・イベント

長崎県南部に位置する雲仙・島原地域では、自然と歴史に育まれた特色豊かな祭りや伝統行事が数多く開催されています。火山、湧水、キリシタン文化など、この地域ならではの背景を反映したイベントも魅力です。

春の祭りとイベント

島原城春まつり(3月下旬~4月上旬)

満開の桜と歴史文化を楽しめるイベント。島原城周辺に約250本の桜が咲き誇り、夜にはライトアップも行われます。
太鼓演奏や甲冑武者行列など、歴史を感じる催しも行われ、地元グルメの出店も充実しています。

雲仙温泉湯まつり(4月中旬)

雲仙地獄の恵みに感謝する祭りで、湯煙の中、温泉街を神輿や踊りの行列が練り歩きます。
露天市やイベントステージも設けられ、観光客にも人気の春の風物詩です。

夏の祭りとイベント

島原水まつり(7月下旬)

「水の都」島原を象徴する夏の風物詩。島原駅前を中心に、水鉄砲バトルや灯ろう流し、水辺の演出が行われます。
夜には幻想的なライトアップも楽しめ、家族連れにもおすすめです。

雲仙仁田峠夏まつり(8月中旬)

標高約1,000mの仁田峠で行われる高原の涼しさを楽しむイベント
地元の踊りやバンド演奏、雲仙地元グルメの屋台が並び、避暑地ならではの夏祭りです。

秋の祭りとイベント

島原温泉ガマダス花火大会(10月)

秋空に咲く花火が島原港を彩るイベント。打ち上げ場所と観覧席が近く、臨場感ある花火を楽しめます。
周辺ではB級グルメフェスタなどの企画も行われます。

秋の雲仙仁田峠紅葉まつり(10月下旬〜11月上旬)

雲仙の紅葉の名所・仁田峠で開催される自然と触れ合うイベント。
ロープウェイから望む真っ赤な紅葉や、地元特産品の販売・ミニライブなどが楽しめます。

冬の祭りとイベント

島原冬の灯り(12月~2月)

島原城や武家屋敷、水路沿いを幻想的な竹灯籠やイルミネーションで彩るイベント。
特に寒い夜に眺める灯りの温かさが、心をほっとさせてくれます。

初日の出登山・雲仙普賢岳(元日)

天候が良ければ雲仙岳から有明海や熊本方面まで見渡せる絶景のご来光を拝めます。
登山装備を整えて、安全第一で初詣を兼ねた自然の祝福を体験しましょう。

特徴的な地域文化・イベント

キリシタン遺産を巡る関連行事

島原・雲仙地域には、潜伏キリシタンの歴史や遺跡が多く残ります。
秋には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界遺産登録を記念した展示や巡礼ツアーも開催されます。

湧水の祭り

水の都・島原」ならではの催しとして、各地域で水にまつわる体験イベントや自然ガイドツアーが行われています。
特に夏場は水辺でのアクティビティが盛況です。

雲仙・島原の気温・天候

雲仙・島原地域は、長崎県南部に位置し、山岳地帯と海岸地帯が隣接する自然豊かなエリアです。標高や地形によって気候の特徴が異なり、四季を通じて多彩な表情を見せます。

春(3月~5月)

気温と気候

春の気温は3月で10℃前後、5月には20℃を超える日もあり、徐々に暖かくなります。
山あいの雲仙では朝晩が肌寒い日も多く、軽めの上着が必要です。

特徴

3月下旬から4月上旬にかけては桜が見頃となり、雲仙温泉街や島原城周辺が花見の名所になります。
また、春は火山由来の濃霧や霞が出ることがあり、幻想的な景観を楽しめることもあります。

梅雨(6月~7月上旬)

気温と気候

6月は気温が20~25℃程度と過ごしやすいものの、梅雨前線の影響で降水量が多くなります。

特徴

島原市は「水の都」と呼ばれるほど湧水が豊富で、雨が降ると水路の流れが一層豊かになります。
山岳地帯の雲仙では霧が発生しやすく、視界不良に注意が必要です。傘やレインコートの準備を忘れずに。

夏(7月中旬~9月)

気温と気候

平地の島原では最高気温が30℃を超える日も多く、湿度も高くなります。一方、標高の高い雲仙は25℃前後と比較的涼しく、避暑地として人気です。

特徴

夕立や雷雨が発生しやすく、短時間の強い雨に注意が必要です。
また、台風シーズンでもあり、7~9月には接近・上陸する可能性があります。
事前に天気予報を確認し、登山や観光の計画を立てましょう。

秋(10月~11月)

気温と気候

10月は最高気温20℃前後で、朝晩は冷え込むこともあります。11月には気温が下がり、15℃を下回る日も増加します。

特徴

雲仙仁田峠などでは10月中旬から11月上旬にかけて紅葉が見頃を迎えます。
空気が澄んでくるため、山々の紅葉と遠景の眺望が美しく、カメラを片手に訪れる観光客も多いです。

冬(12月~2月)

気温と気候

平地では最低気温が5℃前後で、雪が積もることはまれですが、雲仙の山間部では積雪や路面凍結が見られます。

特徴

雲仙温泉周辺では雪見風呂が楽しめる冬ならではの魅力があります。
ただし、凍結による交通の影響やチェーン規制があるため、車での移動時は装備と運転に注意が必要です。

雨や台風に関する特徴

年間降水量と台風の影響

島原・雲仙地域は年間を通して降水量が多い地域で、特に梅雨と台風シーズンは注意が必要です。
台風が接近する際は、フェリー・ロープウェイ・登山道などの運休や閉鎖が発生する可能性があります。

対策とアドバイス

旅行前には気象庁や自治体の最新情報を確認しましょう。
また、雨天でも楽しめる温泉、資料館、グルメスポットなども事前にリストアップしておくと安心です。

雲仙・島原へのアクセス

雲仙・島原エリアは長崎県の南東部に位置し、自然や温泉、歴史的な景観が楽しめる人気の観光地です。アクセスには複数の交通手段がありますので、旅のスタイルに合わせて選択できます。

空路でのアクセス

長崎空港を利用

長崎空港が最寄りの空港となり、全国主要都市(東京・大阪・名古屋など)から定期便があります。空港から雲仙・島原への移動は以下の方法が便利です。

空港からの移動手段

鉄道でのアクセス

島原鉄道の利用

JR長崎本線「諫早駅」から、島原鉄道に乗り換えて島原・雲仙エリアへアクセス可能です。

車でのアクセス

長崎市方面から

長崎市内から国道57号線長崎自動車道・島原道路を経由して、雲仙・島原へ向かうことができます。

福岡・熊本方面から

福岡・熊本からは陸路+フェリーの利用が便利です。

フェリーでのアクセス

熊本港~島原港

熊本市と島原市を結ぶ高速フェリーまたはカーフェリーが運航しており、車や徒歩での乗船が可能です。

長洲港~多比良港

熊本県の長洲港から長崎県の多比良港を結ぶカーフェリーも利用可能です。多比良港から島原市内へは車で約30分。

バスでのアクセス

長崎空港・長崎市・諫早市などから

長崎県営バスや島鉄バスなどの路線バスが運行されており、雲仙温泉・島原駅前・小浜温泉方面へアクセス可能です。

雲仙・島原の移動手段

雲仙・島原エリアでは、鉄道・バス・フェリー・レンタカーなどを利用して観光スポットを巡ることができます。それぞれの交通手段の特徴を把握して、効率的な観光を楽しみましょう。

鉄道での移動

島原鉄道

島原鉄道は、諫早駅から島原港駅までを結ぶローカル鉄道です。有明海沿いの風景を楽しみながら移動でき、島原市街地や温泉地へのアクセスに便利です。

路線バスでの移動

島鉄バス・県営バスなど

島鉄バス(島原鉄道のバス部門)長崎県営バスが、島原半島内の主要な観光地を結んでいます。雲仙温泉・小浜温泉・島原市街地などの移動に適しています。

主な路線例

観光シーズンや平日・休日で運行本数が異なるため、時刻表の事前確認をおすすめします。

レンタカーの利用

雲仙・島原エリアは公共交通機関が少ない地域もあるため、レンタカーの利用が非常に便利です。観光スポット間の距離も近く、自由度の高い旅を楽しめます。

主なレンタカー拠点

フェリーの利用

島原半島は有明海に面しており、熊本県側とのフェリー連絡があります。フェリーは徒歩・自動車の両方で利用可能です。

主な航路

タクシーの利用

主要駅や観光地、温泉地にはタクシーが待機していることがあります。バスの便が少ない場所や、短距離の移動に適しています。

観光タクシーやジャンボタクシーを使えば、効率的な観光ルートをドライバーが案内してくれるプランもあります。

自転車・レンタサイクル

島原市内など一部地域ではレンタサイクルの貸し出しも行われています。平坦な道が多く、市内観光や城めぐり、温泉街の散策に最適です。

雲仙・島原の観光コース

雲仙・島原エリアは、豊かな自然・歴史ある街並み・温泉を一度に楽しめる観光地です。下記では、旅行スタイルに応じたモデルコースをいくつかご紹介します。

1日目:島原市内と歴史探訪コース

島原城と武家屋敷通りの散策

島原城は、天守閣から島原の街並みや雲仙岳を一望できる歴史スポットです。周辺には昔の風情を残す武家屋敷通りもあり、江戸時代の面影を感じながらのんびりと散策が楽しめます。

湧水めぐりと地元グルメ

「水の都」として知られる島原では、清らかな湧水が町中に点在しており、鯉の泳ぐまちや「湧水庭園 四明荘」など見どころが満載です。ランチには、名物の具雑煮や島原そうめんを楽しみましょう。

島原温泉での宿泊・癒しの時間

1日の終わりは、島原温泉で体を癒やしましょう。海を望む温泉宿もあり、有明海の夕景を眺めながら贅沢なひとときを過ごせます。

2日目:雲仙温泉と自然探訪コース

雲仙地獄めぐり

早朝は、雲仙温泉街の名所「雲仙地獄」を散策。白煙が立ちのぼる硫黄の香り漂うエリアで、火山の力を感じることができます。各地に説明板もあり、自然と信仰の関係を学ぶことができます。

仁田峠のドライブ・ロープウェイ体験

車で仁田峠循環道路へ向かい、途中の展望所から雲仙岳や有明海の大パノラマを楽しみましょう。雲仙ロープウェイを使えば、標高1300m超の妙見岳から雄大な景色を一望できます。

小浜温泉で足湯体験

帰路に向かう途中、小浜温泉に立ち寄るのもおすすめ。長さ日本一の「ほっとふっと105」足湯では、橘湾に沈む夕陽を眺めながらリラックスした時間が過ごせます。

自然満喫派向け:トレッキング&絶景コース

普賢岳登山

よりアクティブに過ごしたい方には、普賢岳登山がおすすめです。仁田峠からの登山道は整備されており、初心者でもチャレンジしやすいルートです。頂上からは有明海と島原市街が一望できます。

平成新山展望園地・がまだすドーム

平成新山の誕生を伝える施設「がまだすドーム」では、火山の仕組みや雲仙普賢岳噴火災害の歴史を学べます。防災と自然の共存について考えるきっかけにもなります。

観光+グルメ満喫コース

地元名物の食べ歩き

島原では具雑煮、寒ざらし、島原そうめん、雲仙・小浜では小浜ちゃんぽん、温泉たまご、じゃがちゃんなどご当地グルメが盛りだくさん。食を中心にした旅もおすすめです。

道の駅や温泉街でのお土産探し

「道の駅みずなし本陣ふかえ」や雲仙温泉街の土産物店では、地元のお菓子、湯の花、伝統工芸品などが揃っています。旅の最後に、思い出と一緒にお土産もどうぞ。

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