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雲仙 島原 観光ガイド

雲仙温泉、島原温泉、小浜温泉などが点在する九州を代表する温泉天国。具雑煮やかんざらしといった一風変わった郷土料理の宝庫でもあります。のんびり旅におすすめ。

雲仙・島原には護国寺、トロッコ列車、眉山などの観光スポット、夏越祭、島原初市、みそ五郎まつりなどの観光イベント、ジェラート、小浜ちゃんぽん、クルスなどのご当地グルメがあります。

高原のリゾート地、雲仙は日本初の国定公園です。春を告げる桜に始まり、ツツジ、新緑、紅葉、霧氷と一年中美しい自然を楽しむことができます。原生沼や雲仙地獄を小一時間かけて徒歩でめぐる散策も人気です。

雲仙お山の情報館から仁田峠展望台や妙見岳展望台へとロープウェイなどを使って足を伸ばしてみるのもおすすめです。ハイキングの疲れを癒やす立ち寄り湯も充実していて、美術館と温泉を併設している「雲仙スパハウス」、吉田松陰もおとずれたという「小地獄温泉館」などがあります。

雲仙の麓にも海辺の温泉街、小浜温泉があります。街中を湯けむりが立ち上り、こぢんまりとした宿が軒をつらねるひなびた風情を味わうことができます。

海面に接する露天風呂がある日帰り温泉「海上露天風呂 波の湯茜」では、夕焼けに染まる海につかっているような気分を味わうこともできます。湯上がりは地元の山の幸・海の幸をふんだんに使った郷土料理を堪能しましょう。

一方、島原は城下町の名残りがある水辺の都です。島原藩主の松倉重政が7年もの歳月を費やして築いた島原城は、白亜の天守閣が緑のなかでキリリと映えています。併設しているキリシタン資料館、郷土資料館等に立ち寄るのもおすすめです。

毎年秋には島原城薪能も開催され、幽玄の世界を堪能できます。城下には武家屋敷もありますが、水の都らしく道の中央には用水路があり清らかな湧き水が流れています。現在でも湧き水が生活用水として利用されている共同洗い場もあり、洗い物をする近所の人たちの社交の場にもなっています。

また、レトロな建築がたくさんあるのも当エリアの特徴です。築170年の旧家を活用した「まちの寄り処森岳」では観光案内をしていますが、地元で製造された味噌や醤油等も販売しています。

大正時代の元理髪店を喫茶店として改装した「青い理髪館工房モモ」では、古めかしい鏡や椅子などがならぶなかで、美味しいカレーやチーズケーキなどをいただくこともできます。そのほか、白玉粉を湧き水で冷やして特製蜜をかけた名物「かんざらし」もお試しあれ。

雲仙 島原のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

雲仙温泉

雲仙は、国立公園第1号の指定を受け、さまざまな自然に恵まれた国際観光地。 ゴルフ場、テニスコート、キャンプ場などが完備されているほか、付近には、キリシタン哀史で知られる雲仙地獄をはじめ、キャンプでにぎわう白雲の池などがあり、また原生沼は天然記念物指定を受けた高層湿原で、ミズゴケ、カキツバタなど珍しい植物が見られる。 温泉街の中心にある雲仙お山の情報館は「大山と温泉」をテーマに雲仙や島原半島の自然や歴史を知ることができる。 小地獄温泉は雲仙温泉の中心街から、やや南へ下った湯治場ムードの温泉。すぐ裏にある地獄から湯を引く小地獄温泉館を中心に、小さな宿がかたまっている。概要 雲仙温泉(う...»

橘神社

高さ10メートルを超える大門松と並木桜

社殿36,000平方メートルの広大な神域、九州一のみかげ石の大鳥居。 年末になるとギネスブックにも認定された「世界一の門松」が登場。高さ11メートル以上の巨大門松は年明け方までライトアップされ、荘厳な雰囲気の中で新しい年が迎えられる。1940年に創建。 橘神社の概要 橘神社は、長崎県雲仙市千々石町に位置する歴史ある神社です。この神社は、橘周太陸軍中佐を主祭神として祀っています。橘公園内には、橘中佐、釧雲泉、千々石ミゲルといった千々石の三大先人の史跡が数多く残されており、地域の歴史と文化を深く感じることができます。 歴史と背景 橘神社は1940年(昭和15年)に創建されました。地元出身...»

島原城

雲海に浮かぶ天空の城、絶景と歴史を体感

通称は森岳城。1618年から松倉重政が7年3ヶ月の歳月を費やして島原半島中央部の森岳に築城。子の勝家は島原の乱の責任を問われて所領没収・断罪。 以後、高力忠房、松平忠房らが城主となり、松平氏の時代に明治維新を迎えた。 昭和39年に、天守閣が復元されたほか、巽の櫓や丑寅の櫓が復元され、それぞれ北村西望記念館や民具資料館になっている。 松倉重政(1573-1630)江戸初期の大名。家康に仕え、大坂の陣の後は島原領主。領内キリシタンの弾圧は有名。その苛政は島原の乱の因ともなった。 島原城の概要 島原城は、長崎県島原市に位置する歴史的な城で、別名「森岳城(もりたけじょう)」とも呼ばれます。江...»

島原手延べそうめん

職人の匠の技と魂が織り成す、丁寧に仕上げた食感が命

日本名水百選に選ばれる美味しい雲仙岳の伏流水と厳選した小麦粉・国内産石臼研ぎ粉を配合したもので仕込む。塩は対馬の美しい海から採れた、ミネラル豊富な天然藻塩を使用。小麦粉の粘りを出すため、何度も手作業で「熟成」と「延ばし」を繰り返し、少しずつ糸のような細さまで引き伸ばす。それにより麺の中のすき間がなく、組織が密になる。茹でても膨張が少なく、「つるつる感」と「もちもち感」を最大限に引き出す。匠と呼ばれる技術を持つ職人が魂と愛情を練り込んで創り上げた手延べそうめんが味わえる。...»

具雑煮

島原藩領だった島原半島一帯で作られている郷土料理

島原藩領だった島原半島一帯で作られている郷土料理。島原の乱の時、一揆軍の総大将天草四郎が農民たちに餅と兵糧としてたくわえさせ、山や海から色々な材料を集めて雑煮を炊き、栄養をとりながら約3ヶ月も戦ったと言われる。...»

島原そうめん鉢

キリシタン文化を象徴する美しい器で食す、新しいスタイル

島原そうめん蜂は、南島原の代表的な特産品である島原手延べそうめんを使ってそれぞれのお店が工夫を凝らした様々なメニューを提供している。 島原そうめん鉢の定義は、1 .島原手延べそうめんを使うこと。2.食材はなるべく島原半島の物を使うこと。3.器は同じものを使うこと だ。なんといっても島原そうめん鉢の特徴はそうめん鉢に使用されている器。どの店舗でも、島原キリシタン文化の象徴である花クルスが描かれた各店オリジナルの波佐見焼が使用されている。風合いの異なるご当地の器で食すそうめん料理は、新しいご当地B級グルメの楽しみ方を教えてくれる。...»

ひょっつる

ツルっと気持ちよく食べられるわかめ100%のヘルシーご当地麺

島原半島で麺類というと“島原そうめん”“ろくべえ”などが有名ですが、南島原市南有馬町では“ひょっつる”というワカメの葉をゼリー状に溶かして細めんに加工したご当地麺がある。その名前の由来は「ひょっ」と思い立ったときに「つるっ」と食べられるところからきているという。島原半島で獲れたミネラル豊富で新鮮なワカメの葉を100%原料としたわかめ麺です。タレをかけてシンプルに食べてもおいしいが、地元ではスープやサラダ、コロッケ、卵とじなどにも入れられる。ワカメ100%を原料とした低カロリーでミネラルも豊富。「豊かなワカメの香り」、「つるっとした喉ごし」、「ひょっ」「つるっ」と口の中に入ってくる感覚を楽しみな...»

六兵衛

昔ながらのさつまいも麺

島原半島が飢餓に見舞われたとき、人々を救うために六兵衛という人が考え出したとされる郷土料理。さつまいもの粉を山芋でつないだもので、汁には醤油を使い、ねぎの薬味を添えて食べる素朴な味である。 島原地域と対馬地域に江戸時代から伝わる郷土料理。調理方法に多少の違いはあるが、どちらの地域でもさつまいもから作った粉をこねてうどん状にして、つゆに入れた料理である。島原地域では1792年、眉山(まゆやま)が火山性地震で崩壊したことで、大量の土砂が有明海に流れ込み津波が発生した。それは広く沿岸部を襲い、一帯の農地を荒らし、飢饉を招いた。付近の民衆はやせた土地でも育つさつまいもを主食にして飢えをしのいだ。料理...»

いぎりす

ヘルシーで健康的!うまみたっぷりの島原名物

乾燥させたイギス(紅藻類の海藻)を、米のぬか汁や大豆のゆで汁等を用いて煮溶かし、人参や魚、あるいはピーナッツなどの具を練りこみ、羊羹状に固めたもの。冠婚葬祭の席によく供され、食べられている。名称の由来は原材料の海藻、「いぎす」がなまったものとされている。いぎす豆腐、おきゅうとなどと同系統の食品。 つるっとしたのど越しが特徴。愛媛から伝わった郷土食 “いぎりす”とは、“いぎす”という海藻を溶かしてようかんのように固めたもの。のどの通りのよさが特徴の素朴な郷土料理です。食卓には、切って大皿に盛って出されます。 いぎすを食べるようになったのは、島原の乱後、この地に移住してきた四国の人たちの影響と...»

がんば(トラフグ・ナシフグ)

棺(ガン)をそばにおいてでも食べたいフグ料理!

長崎県の島原ではフグのことを“がんば”と呼びます。呼び名の由来は、江戸時代に猛毒を持つフグを、当時の藩主食ベることを禁じる「フグ食の禁令」を出したときに、それでも危険をかえりみずおいしいフグを食べる人が後を絶たなかったそうです。そのことから「棺(ガン)ば(を)そばに用意してでも食べたい」食という意味で、フグをがんばと呼ぶようになったといわれています。五島灘やその周辺にいるトラフグは、3月から5月にかけて有明海まで産卵にやってきます。島原湾はその季節がフグ漁の最盛期で、そのトラフグを使ったものが「がんば料理」です。とても美味しいため、近年では天然ものだけでなく、養殖トラフグや有明海産ナシフグも登...»

早崎瀬戸あらかぶ

刺身、から揚げ、味噌汁、あらゆる料理でおいしいブランド魚

“アラカブ”とは一般的に“カサゴ”と呼ばれる魚で、脂身のコクと甘みがおいしい魚だ。特に島原半島と天草の海峡は、早崎瀬戸と呼ばれる潮流が早いことで有名な地域で、ここでとれたアラカブは身がしまっていて味が良いと、長崎県のブランド魚“早崎瀬戸あらかぶ”としても認定されている。 脂身がおいしいアラカブは、焼く、煮る、揚げると様々な調理と相性が良く、鮮度が良いものは刺身でもおいしい。アラカブの旬は2~3月。この時期に島原を訪れたらぜひ食べて欲しいもののひとつだ。 旬 2月 3月...»

長崎県産 はくさい

県内で守られてきた春野菜の甘みと食感を堪能

島原市や南島原市を中心に栽培が盛んな春はくさい。なかでも島原市のはくさいは、長崎を代表する春野菜のひとつ。しゃきしゃきとした歯ごたえとクセのない甘みが好評。古くから中国との交流が盛んだった長崎。ターサイや山東菜などが作られていて、外観・品質の優れた新しいタイプの品種が生まれた。 人気は県外にまで広がったが、谷あいで交雑しにくい地形の長崎でのみ「長崎はくさい」の品種系統が守り育てられている。栽培農家が減少し、市も巻き込んだ原種の保存活動が展開されている。 旬    11月 12月...»

雲仙こぶ高菜

葉茎のこぶが特長。アクが少なく、シャキシャキとした食感も◎

成長すると、葉茎の部分に突起ができる珍しい形状の“雲仙こぶ高菜”は、突起の形が整わないなど市場での見た目の評価が難しかった。味は、アクが少なく生で食べやすいことや、シャキシャキとした歯ざわりを持つことで知られ、近年では、長崎県雲仙の特産品としても注目を集めている。現在は“雲仙こぶ高菜”の種の維持だけではなく、レシピの普及や商品化など、さまざまな活動が行われている。炒め物やサラダなどの家庭料理の他、”雲仙こぶ高菜まんじゅう”などの特産品も人気だ。 旬 12月 1月 2月...»

あかね豚

雲仙自慢のブランド豚は、旨みがたっぷり詰ったヘルシー豚

長崎県雲仙市が独自ブランドの食用豚として開発した“あかね豚”。雲仙岳の恵まれた自然に囲まれ、のびのびと飼育されている“あかね豚”は、地下から湧き出る天然水を飲み、米を混ぜた飼料で育てられることで、旨み成分で知られるオイレン酸を多分に含んだ、ヘルシーでおいしい豚肉に出来上がった。特に、脂ののりが良いロースは、豚しゃぶにすると絶品との評判だ。また市内では、“あかね豚”を使ったコロッケが販売されており、地元長崎の名産であるじゃがいもとの相性が良さが楽しめる。...»

紅葉豚

雲仙生まれの稀少な豚。おいしさの秘密はこだわりの飼育法

紅葉で有名な雲仙山麓で育てられていることから名づけられた“紅葉豚”。島原地区の4名の養豚農家に限り飼育が許されており、雲仙山麓の豊かな自然が残る開拓地で健康的に育てられる。水は島原の天然水、エサは天然アミノ酸飼料と、その徹底的な農家のこだわりが、味が濃厚でやわらかく、きめの細かさで歯ざわりが良い、上質の豚肉を生み出している。また、販売店とも連携することで、高い品質と安全性を保持している。トンカツやステーキ、しゃぶしゃぶなど、どんな料理にしてもその味は絶品である。...»

カッツァ(じゃがいもケーキ)

おみやげにおすすめ!特産品のじゃがいもを使ったご当地スイーツ

全国でも指折りのじゃがいもの産地として知られる長崎県の加津佐町。そのじゃがいもをスポンジに入れて焼き上げ、クリームをサンドした、しっとり、ふわっふわとした食感がおいしい長方形のスティックケーキ。“カッツァ”の語源は地元「加津佐」を方言で「カッツァ」と呼んでいたことに由来する。地元の特産品のじゃがいもを使ったスイーツを使ってるといるため、同じ名前がつけられたようだ。サンドするクリームは、チーズクリームとチョコレートクリームの2種類。バランスの良い甘さでととのえてあるので、お好みで選んで欲しい。...»

クルス(長崎銘菓)

しょうがとホワイトチョコレートの風味がおいしいベストセラー

昭和39年の発売以来50年に渡り、愛され続けている銘菓。しょうがの粉末を混ぜたホワイトチョコレートを、薄く焼いたせんべいで挟んである。クルスとはポルトガル語で十字架の意味。キリシタンの地・長崎らしく、せんべいに十字架が刻まれている。サクッと軽い食感で、ホワイトチョコの洗練された味としょうがの香りがふわりと広がる。発売当初から、洋画家・鈴木信太郎画伯の愛らしいイラストをパッケージに使用。長崎で人気の「龍馬が愛した珈琲」をドリップし、クルスの生地に練りこんだ珈琲クルスも、薫り高く好評。...»

普賢の溶岩石(スイーツ)

自然の溶岩石をモチーフにした島原ならではのスイーツ

噴出して固まった溶岩をイメージして作られた“普賢の溶岩石”。ブラックココアで真っ黒になった外観は、まさに自然の溶岩石そのものを思わせるが、食べてみると外観からは想像できないような、まろやかなで優しい味わいが楽しめるのがおもしろい。この商品は島原市内にある、明治27年創業の老舗菓子店「ポエムタケモト菓舗」で購入ができる。和洋を問わず、老舗ならではの職人の技がいきた菓子が楽しめるので、島原へお越しの際はぜひ立ち寄ってみて欲しい。 島原半島中央部にそびえる火山「雲仙岳」の主峰である普賢岳は、1990年に198年ぶりに噴火活動を開始し、その後、普賢岳山頂部に溶岩ドームが成長し始めて主峰を超える高さと...»

ラッキーチェリー豆

そら豆に甘い衣がよくあう素朴なお菓子

大正時代から愛されている島原のお菓子。良質のそら豆を雲仙山麓から湧き出る湧水に漬け、こだわりの植物性油で揚げた後、砂糖・しょうが・水あめ・湧水で作った舌ざわりの滑らかなアメに絡ませた。 豆の形を崩さず、まんべんなく衣を着せてある。シンプルな味としょうがの風味が後をひくおいしさで、お茶うけにぴったり。ほかに、衣を変えたうに豆、のり豆、黒糖豆、カレー豆などがある。...»

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