長崎県は全国トップクラスのびわの産地。果実がデリケートで気象条件に大きく影響を受けるため、生産者の手でひとつひとつ袋がけし、大切に育てられる。その長崎のびわの代表格といえば5月頃から旬を迎える”茂木”。江戸時代に中国から種がもたらされ、茂木地区で栽培が始まったためこの名がついた。ふっくらとしたオレンジ色でボリュームのある大玉は、糖度が高くジューシーでとろけるような食感が堪らない。一方、ハウス栽培の代表品種は、2月頃から出荷される”長崎早生”。果肉がやわらかく、口いっぱいに広がる上品な甘さが特徴だ。
旬 5月 6月