長崎県 » 長崎市

長崎市

長崎市の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

長崎市 観光ガイド

長崎市の観光・旅行 Info

長崎市は、歴史と異国情緒が融合した独特の雰囲気を持つ都市です。江戸時代の出島から、戦争の記憶を伝える平和公園洋館が並ぶグラバー園まで、多彩な観光地が揃っています。ここでは、長崎市を訪れた際にぜひ立ち寄りたい観光名所をご紹介します。

平和を祈る場所

長崎原爆資料館

戦争の悲惨さと平和の尊さを学ぶ場所
1945年8月9日に投下された原子爆弾の被害を伝える資料館。被爆の実態や人々の証言が展示されており、平和について深く考えることができます。

平和公園

平和の象徴である「平和祈念像」が立つ場所
原爆落下中心地の近くにある広大な公園。毎年8月9日には平和祈念式典が行われ、多くの人々が祈りを捧げます。

異国文化と歴史の街並み

グラバー園

開国時代の洋館と長崎港の絶景
日本最古の木造洋館「旧グラバー住宅」をはじめ、明治期の洋風建築が立ち並ぶ観光施設。高台からの港の眺めも必見です。

大浦天主堂

日本最古のキリスト教建築
1865年に建てられたゴシック様式のカトリック教会で、世界文化遺産にも登録されています。潜伏キリシタンとの関わりが深い場所です。

出島

鎖国時代に唯一開かれていた西洋との窓口
復元された出島の町並みを歩きながら、オランダ貿易の歴史を体感できます。当時の生活や文化交流について学べる展示が充実しています。

街歩きと食べ歩きが楽しいスポット

長崎新地中華街

本格中華と長崎名物が楽しめるエリア
日本三大中華街のひとつで、チャンポンや皿うどん、角煮まんなど、長崎ならではの中華料理を味わえます。

眼鏡橋

石造アーチ橋として日本最古
川面に映る姿が眼鏡のように見えることから名づけられた橋。周辺は風情ある町並みで、写真スポットとしても人気です。

夜景や絶景を楽しむ

稲佐山展望台

日本三大夜景のひとつ
標高333mの山頂から、長崎港を一望できる絶景ポイント。夜景は「1,000万ドルの夜景」と称され、ロープウェイや車でアクセス可能です。

そのほかの注目スポット

長崎歴史文化博物館

長崎の歴史・文化を総合的に学べる施設
江戸時代の奉行所を再現した展示や、長崎貿易の資料などが充実しています。

風頭(かざがしら)公園

坂本龍馬像が立つ展望公園
長崎の町を見下ろす高台にあり、幕末の志士・坂本龍馬にゆかりのある場所として知られています。

長崎市のグルメガイド

長崎市は、江戸時代の出島貿易や西洋文化・中国文化の影響を受けた独自の食文化が発展した地域です。中華・和食・洋食が融合したローカルフードは観光客にも人気で、食べ歩きやお土産選びにも困りません。

長崎市の名産品・特産品

カステラ

長崎といえばまず思い浮かぶ銘菓
ポルトガルから伝わったカステラは、長崎を代表するスイーツ。しっとりとした食感と素朴な甘さが特徴です。

主なブランド:

長崎ちゃんぽん

具だくさんでボリューム満点の麺料理
豚骨ベースのスープに、野菜・豚肉・海鮮などをたっぷり使った栄養満点のローカルグルメ。中華料理がベースです。

皿うどん

ちゃんぽんと並ぶ長崎の名物
パリパリに揚げた細麺に、あんかけ具材をかけた料理。太麺バージョンもあり、好みに応じて楽しめます。

長崎和牛

全国的にも評価の高い黒毛和牛
きめ細かいサシとやわらかい肉質が特徴で、焼肉やステーキで味わえます。

壱岐焼酎・五島うどん

島の名産も要チェック
長崎県の離島である壱岐や五島列島では、麦焼酎細くコシのある手延べうどんが有名です。お土産にもおすすめです。

人気のレストラン・グルメスポット

四海楼(しかいろう)

ちゃんぽん発祥の店
創業明治32年。長崎港を望むロケーションとともに、本場の長崎ちゃんぽんや皿うどんが味わえます。

吉宗(よっそう)

茶碗蒸し発祥の老舗
創業150年以上の歴史を持つ老舗料理店。名物の茶碗蒸しと蒸寿司のセットは観光客に人気です。

思案橋横丁

ローカルグルメの宝庫
居酒屋や郷土料理の店が立ち並び、トルコライスや角煮まん、長崎おでんなど地元の味を気軽に楽しめます。

ハトシロール専門店「マルヒラ」

中華風の揚げサンドイッチ
ハトシは、エビのすり身をパンに挟んで揚げた中国由来の料理。現地でしか食べられない逸品です。

おすすめのお土産

カステラ(再掲)

日持ちも良く、世代を問わず喜ばれる定番
1切れずつ包装されたタイプもあり、職場や友人へのばらまき土産にも便利です。

角煮まんじゅう

とろける角煮をふかふかの生地で包んだ名物
冷凍や真空パックで持ち帰りでき、お土産としても大人気。

長崎びわゼリー

長崎産のびわを丸ごと使ったゼリー
甘くてみずみずしいびわが特徴で、冷やして食べると絶品。

南蛮菓子(ボーロ・ビスケットなど)

出島由来の洋菓子系お菓子
ポルトガル・オランダの影響を受けた焼き菓子が多数。パッケージもレトロでかわいく、旅の記念にぴったりです。

壱岐焼酎・五島ワイン

大人向けのお土産として人気
焼酎ファンには壱岐の麦焼酎、ワイン好きには五島産ワインがおすすめです。

長崎市の季節の祭り・イベント

長崎市は、異国情緒あふれる文化背景を持つ街であり、和・中・西洋文化が融合したユニークな祭りが一年を通して開催されます。その多くが歴史や信仰、交易の名残を色濃く残しており、観光客にも高い人気を誇ります。

代表的な祭り・イベント

長崎ランタンフェスティバル(2月)

中国の旧正月を祝う冬の風物詩
長崎新地中華街を中心に、約15,000個のカラフルなランタンが街を彩るイベント。龍踊りや変面ショー、皇帝パレードなど、中国伝統文化が盛り込まれています。幻想的な夜景とともに、冬の長崎を楽しめます。

長崎くんち(10月7日~9日)

諏訪神社の秋の大祭で、国の重要無形民俗文化財
約400年の歴史を持つこの祭りでは、各町が「踊町」となり、龍踊(じゃおどり)や曳き物(山車)、異国風の舞踊などを奉納します。町ごとに演目が異なり、3年に1度しか登場しない町もあるため、何度でも訪れたくなる奥深さがあります。

精霊流し(8月15日)

故人の霊を供養するお盆の伝統行事
故人の名前を記した精霊船を家族が引いて市内を練り歩き、爆竹を鳴らしながら港へと送り出します。爆竹の音や灯りの行列は独特の雰囲気を醸し出し、長崎ならではの喪の文化が垣間見えます。

長崎港まつり(7月下旬)

夏の夜を彩る花火大会
長崎港の夜空に大輪の花火が打ち上げられるイベントで、ステージイベントや屋台も出店。観光客にも人気の高い夏祭りです。

周辺地域の注目イベント

五島椿まつり(2月~3月)

五島列島の名花・椿を祝うイベント
椿油の搾油体験やウォーキングイベント、地元グルメフェスなどが開催され、五島の自然と文化に触れられます。

壱岐ちゃっこば祭り(10月)

壱岐島で開催される収穫感謝の祭り
「ちゃっこば」とは「小さな馬」の意味で、子どもたちが馬の格好をして踊る姿がユニークです。地元の特産品の即売会なども行われます。

特徴的な文化・伝統

龍踊(じゃおどり)

中国由来の伝統芸能
長崎ではランタンフェスティバルや長崎くんちなどで頻繁に登場する龍踊。色鮮やかな龍が音楽に合わせて躍動する姿は迫力満点です。

異国文化と信仰の融合

長崎の祭りには、キリスト教・仏教・神道・道教など、多宗教の要素が混在しており、他地域とは一線を画す多様な信仰形態が反映されています。祭りそのものが、交易都市・長崎の歴史的背景を物語っています

長崎市の気温・天候

長崎市は九州の西端に位置し、温暖な海洋性気候が特徴です。季節ごとの気温差は比較的小さく、四季がはっきりしています。雨が多く、台風の通過もある地域のため、天候に応じた旅行計画が大切です。

春(3月〜5月)

気温と気候

平均気温:10℃〜20℃前後
春は比較的穏やかな陽気が続き、桜の開花とともに観光のベストシーズンを迎えます。

特徴

・3月下旬には桜が開花し、花見スポットがにぎわいます
・昼夜の寒暖差に注意。薄手の上着があると安心です。

梅雨(6月〜7月中旬)

気温と気候

平均気温:20℃〜27℃前後
梅雨入りは例年6月初旬。湿度が高く、連日の雨天になることが多いです。

特徴

・市街地は坂道や石畳が多く、雨天時は滑りやすい箇所もあります。
・カビ・湿気対策が必要。折りたたみ傘やレインコートが活躍します。

夏(7月下旬〜9月)

気温と気候

平均気温:26℃〜33℃前後
高温多湿な日が続き、真夏日(30℃超)も珍しくありません。

特徴

・海風が心地よい場所も多い一方で、熱中症対策が重要です。
・台風シーズンに突入し、フェリーや空路が欠航する場合もあります。

秋(10月〜11月)

気温と気候

平均気温:15℃〜25℃前後
さわやかな気候で、紅葉シーズンや秋祭りが楽しめます。

特徴

・昼間は過ごしやすく、観光に最適な時期。
・朝夕は冷え込む日もあるため、羽織るものがあると便利です。

冬(12月〜2月)

気温と気候

平均気温:5℃〜12℃前後
九州の中では比較的温暖で、積雪はまれです。

特徴

・空気は乾燥しがちで、防寒と保湿対策が必要です。
・イルミネーションやランタンフェスティバルなど、冬の観光イベントが充実しています。

雨と台風についての特徴

年間降水量と雨の多い時期

長崎は全国的にも雨の多い地域とされ、年間降水量は2,000mmを超える年もあります。特に梅雨(6月〜7月)と台風シーズン(8月〜9月)は注意が必要です。

台風の影響

・夏から初秋にかけては、台風が接近・上陸することが多いです。
・船便や飛行機の欠航、観光施設の閉鎖の可能性があるため、最新の気象情報をチェックしましょう。

長崎市へのアクセス

長崎市は九州の西部に位置し、飛行機・鉄道・高速バス・自動車・フェリーなど、さまざまな交通手段でアクセス可能です。ここでは主要都市からのアクセス方法や空港、港、鉄道などについて詳しく紹介します。

飛行機でのアクセス

長崎空港(Nagasaki Airport)

長崎県大村市に位置する空の玄関口。長崎市中心部からは約40km離れており、空港リムジンバスで約45分〜1時間です。

主な路線

・東京(羽田空港)から約1時間45分
・大阪(伊丹空港)から約1時間10分
・名古屋(中部空港)から約1時間20分
・福岡・鹿児島からは飛行機より鉄道・バスの方が便利な場合が多いです。

空港から長崎市内への移動

空港リムジンバスが長崎駅、新地中華街、出島、思案橋など主要スポットまで運行。
料金は片道約1,000円程度です。

鉄道でのアクセス

西九州新幹線(長崎〜武雄温泉)

2022年に開業した新幹線で、博多駅から武雄温泉までは在来線特急「リレーかもめ」、武雄温泉からは西九州新幹線「かもめ」に乗り換えて長崎へ向かいます。

博多駅から長崎駅までの所要時間

約1時間20分〜1時間30分(乗り継ぎ時間含む)
乗車券+特急券で約5,000円程度。

JR特急「かもめ」

西九州新幹線開業以前から親しまれてきた特急列車。現在は博多〜武雄温泉間で運行中。

バスでのアクセス

高速バス

福岡・熊本・大分など九州各地からの高速バスも利用可能。
福岡(博多)〜長崎市:約2時間半〜3時間/運賃:約3,000円前後。

長崎バスターミナル

市内中心部に位置しており、リムジンバスや観光バスもここから発着します。

車でのアクセス

九州自動車道・長崎自動車道経由

福岡市から長崎市までは約150km。所要時間は約2時間。
長崎ICまたは多良見ICから市街地へアクセスします。

注意点

・長崎市内は坂道や一方通行が多く、駐車場が限られているため、車より公共交通機関の利用が便利な場合もあります。

フェリー・船でのアクセス

五島列島や壱岐・対馬から

長崎港からは五島列島(福江島など)、壱岐、対馬などへのフェリー・高速船 例:福江島(五島市)〜長崎港:約3時間(フェリー)/約1時間30分(ジェットフォイル)

長崎港ターミナル

市内中心部にあり、周辺の観光地からもアクセスしやすい立地です。

長崎市の移動手段

長崎市内は、坂道や路面電車、バス路線が特徴的な都市です。観光スポットが市街地に集まっているため、公共交通機関を活用すれば効率的に移動が可能です。

路面電車(長崎電気軌道)

概要

長崎市内観光の最も便利な移動手段のひとつが、長崎電気軌道が運行する路面電車(通称:チンチン電車)です。

運行路線

4つの路線があり、長崎駅前・出島・新地中華街・平和公園・原爆資料館・浦上天主堂・蛍茶屋など、主要観光地を網羅しています。

料金・乗り方

・1回乗車:140円(均一料金)
・ICカード(nimoca、Suica、PASMOなど)利用可
・1日乗車券(大人600円)もあり、観光客におすすめです。

路線バス(長崎バス・県営バス)

市内および郊外へのアクセス

路線バスは、坂の多いエリアや路面電車の通っていない場所へのアクセスに便利です。特に稲佐山、女神大橋、三菱重工史料館などはバスが役立ちます。

乗り方と料金

・整理券方式/ICカード使用可
・料金は区間制(初乗り170円〜)
・主要バス停では英語表記や路線図が整備されています。

観光周遊バス

長崎観光ルートバス「長崎ぐるっとパス」

主要観光地を効率よく巡るバスで、外国語案内や観光ガイド放送もあり、初めての旅行者に最適です。

主な停留所

・長崎駅前
・平和公園
・原爆資料館
・浦上天主堂
・眼鏡橋
・出島
・グラバー園など

徒歩での観光

中心市街地の移動

出島・眼鏡橋・中華街・オランダ坂・グラバー園などは、徒歩で十分巡ることができます。

注意点

・坂道や階段が多いため、歩きやすい靴を着用するのがベストです。

タクシー・レンタカー

タクシー

市内には多数のタクシーが運行しており、夜間や雨天時にも便利です。観光タクシーをチャーターするプランもあり、希望のコースに応じて案内してくれます。

レンタカー

市街地よりも、長崎市外(外海・伊王島・西海市など)への移動に適しています。ただし、市内は狭い道・坂道が多く、運転には注意が必要です。

フェリー・船

周辺の島へのアクセス

長崎港からは、伊王島・軍艦島・高島・五島列島などへフェリーや高速船が出ています。観光船やクルーズ船も充実しており、港町ならではの風景を楽しむことができます。

観光船の例

・軍艦島上陸クルーズ
・長崎港ナイトクルーズなど

長崎市の観光コース

長崎市は、異国情緒漂う歴史的な街並みと港町の風景が魅力の都市です。1日〜2日のモデルコースで効率よく観光地を巡ることができます。以下に目的別におすすめの観光コースを紹介します。

1日で巡る長崎市内定番コース

午前:歴史と文化を体感

出島(江戸時代の貿易拠点)
眼鏡橋(日本最古のアーチ型石橋)
崇福寺(唐寺建築の代表)
新地中華街(昼食に長崎ちゃんぽんや皿うどんがおすすめ)

午後:異国情緒と絶景を楽しむ

大浦天主堂(日本最古の現存カトリック教会)
グラバー園(明治の洋館と港の眺望)
長崎ロープウェイで稲佐山へ移動

夜:長崎の夜景を満喫

稲佐山展望台(世界新三大夜景)
夜景鑑賞後は長崎駅・浜町周辺で夕食。卓袱料理や長崎牛など地元グルメを堪能。

テーマ別観光コース

平和学習・歴史探訪コース

午前

平和公園(平和祈念像・平和の泉)
原爆資料館
浦上天主堂

午後

山王神社二の鳥居(原爆の遺構)
如己堂(永井隆博士の住居)
出島ワーフで港の景色と食事

レトロな町歩き&カフェめぐりコース

午前

オランダ坂散策
活水女子大周辺のレトロな建築群
出島珈琲店でカフェ休憩

午後

浜町アーケードでショッピング
旧香港上海銀行長崎支店記念館
グラバー園内のカフェでティータイム

日帰りで行ける長崎市周辺の観光コース

軍艦島上陸クルーズ

長崎港からクルーズ船で約40分。世界文化遺産・軍艦島(端島)を訪れ、炭鉱遺跡と当時の生活の歴史に触れることができます。事前予約が必要です。

伊王島・高島リゾートコース

長崎港からフェリーで約30分
・伊王島ではビーチ散歩や天然温泉、レンタサイクルが楽しめます。
i+Land nagasakiなどのリゾート施設でリラックス。

雲仙・小浜温泉コース(やや遠出)

雲仙地獄・普賢岳・雲仙温泉街観光
小浜温泉の海沿い露天風呂や名物「小浜ちゃんぽん」もおすすめです。
・車またはバスで約2時間

長崎県