長崎 観光ガイド

江戸時代、鎖国体制を敷いていた日本で、唯一海外との貿易が認められていた長崎県。グラバー園をはじめ異国の文化が垣間見える観光スポットが点在しています。

キリシタンによって建てられた大浦天主堂や浦上天主堂など歴史的建造物を見学できるほか、稲佐山からの圧巻の夜景を楽しむことができます。県南部の島原半島では火山の恩恵による温泉が豊富。北部の佐世保にはイルミネーションで有名なハウステンボスなど、アミューズメントも豊富です。

長崎県観光を楽しむために

江戸時代、鎖国体制を敷いていた日本で唯一海外との貿易が認められていた長崎県には、グラバー園など海外の文化を堪能できる観光スポットが点在しています。

キリシタンによって建てられた大浦天主堂や浦上天主堂に加え、オランダ坂、眼鏡橋、東山手十二番館などがある他、毎秋に開催される「長崎くんち」を観れば、中国大陸の文化も受け継いでいることがわかります。

そんな貿易都市として栄えた長崎の街を一望できる稲佐山からの夜景は、世界新三大夜景に選ばれるほどの絶景です。

また、数々の島からなる長崎県では、風光明媚な九十九島を眺める展海峰や、海峡に掛かる真っ赤な平戸大橋などの景観を楽しめ、五島列島や壱岐、対馬などの島に渡れば、固有の文化遺産に触れることもできます。

県南部の島原半島では、雲仙普賢岳の噴火の威力を体感できる雲仙岳災害記念館を見学しつつ、火山の恩恵による雲仙温泉などで疲れを癒すことができます。

また、原爆の悲劇を学ぶ長崎原爆資料館や平和祈念像、山王神社の被爆クスノキなども見るべきポイントの一つ。このたび世界遺産に登録された軍艦島など歴史的スポットにあふれたエリアです。

長崎県の歴史

室町時代、平戸にポルトガル商船が来航し、フランシスコ=ザビエルをはじめとした多くの宣教師たちによって、たくさんの西洋文化が流入しました。江戸時代に入るとキリスト教への弾圧が激化しますが、キリシタンたちは地下に潜りその文化を守ってきました。

その後、明治の開国期には政府によって長崎造船所(後の三菱重工業長崎造船所)が造られ、長崎や佐世保は軍港都市として発展していきます。しかし太平洋戦争時、軍港長崎は空襲の標的となり、投下された一発の原爆によって全てを失ってしまいます。

それでも、長崎の人々の弛まぬ努力により復興を果たし、2022年の九州新幹線長崎ルートの開業を目指す九州で指折りの経済都市として成長を遂げています。

長崎県のご当地グルメ・食文化・特産品

たくさんの海鮮と野菜、それに中太麺を鶏ガラスープで炒めた長崎ちゃんぽんは、長崎皿うどんと共に県を代表するグルメです。他にも平戸や小浜地方特有のちゃんぽんや、あごだしスープでいただくご当地ラーメン、島原手延べそうめん、五島うどんなど、麺文化が発達しています。

また、軍港として栄えた都市が多いため佐世保バーガーやレモンステーキ、トルコライスなどの洋食メニューや、卓袱料理と呼ばれる西洋と東洋の料理を合わせた宴会メニューなどを楽しめます。

島原半島では具雑煮やろくべえなど和テイストの郷土料理もいただくことができます。

各島々では和牛の生産が盛んで、県内各所で壱岐牛・大村牛・平戸牛などの和牛を堪能することができ、また海にも囲まれているため、紅王(アマダイ)、壱岐剣(剣先イカ)、ごんあじ、野母んあじ、値賀咲(長崎イサキ)、九十九島カキなどのブランド魚介を味わうこともできます。

お土産としては王道のカステラ、それにかんころ餅や一口香などの鉄板どころをおさえておけば間違いないでしょう。

長崎 のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

稲佐山公園 展望台

世界新三大夜景の絶景スポット

標高333メートルの稲佐山の山頂にある展望台からは1000万ドルの夜景が見られる。市内全景を望むことができ、360度のパノラマが楽しめる。 函館の函館山、神戸の摩耶山と共に日本三大夜景の一つ。モナコ、香港と並び世界新三大夜景として認定された。 稲佐山公園8合目ほどの広い敷地に公園が整備されていて、稲佐山野外音楽堂、滑り台や噴水広場などが設置されている遊具広場、猿と鹿を飼育している無料の動物園、約400台を収容できる無料駐車場がある。 登山道登山道がいくつか整備され、自然の中を歩きながら山を登ることができる。登山道付近は火砕岩地質で土壌が悪く、ナガサキマンネングサなど他の土地では見られない...»

軍艦島

炭鉱の町として栄えた広大な廃墟

通称「軍艦島」で知られる端島は、1800年代から炭の採掘が行われていました。労働者が暮らす鉄筋アパートのほか、映画館や病院などの施設が建てられ、一時は非常に栄えていました。しかし、主要エネルギーが石油へと変わったことで炭鉱は閉山し、島は無人島となりました。 観光スポットとしての軍艦島 現在、いくつかの会社が軍艦島へのクルーズツアーを企画し、観光スポットとして人気を博しています。ツアー参加者は、かつての住宅街を船上から望み、上陸後には坑道の跡やアパートを間近で見ることができます。朽ちた建物が並ぶ廃墟の町と、命ある植物のコントラストは非常に美しいです。 軍艦島コンシェルジュとミュージアム ...»

ハウステンボス

17世紀オランダの街並みで、花と光の魔法に満ちた非日常へ

東京ドームの33個分という広大な敷地に、17世紀のオランダの街並みが再現されたウォーターフロントリゾート。 ハウステンボスとは、オランダ語で「森の家」という意味。街には船が行き交う全長6kmの運河が走り、様々なアミューズメント・ミュージアム施設をはじめ、ショッピングやレストランも充実。郵便局や銀行等生活する街としての機能も備えています。 季節毎に行われる様々なイベントに加え、最新のテクノロジーを駆使したエコシティーとしても注目されており、四季折々の美しい花々や木々も魅力です。 施設 ウェルカムゲート テディベアキングダムカナルクルーザー(タワーシティ行き)ゴンドラ遊覧 アドベンチャ...»

九十九島

点在する島々が美しい湾

平戸から佐世保の間海上約25kmにわたり点在する208島から成る島々の総称で、島の密度は日本一と言われている。 リアス式海岸と緑の島青い海の対照が見事。九十九島の景観を鑑賞できる主なビュースポット「九十九島八景」を市が認定している。 表情豊かな九十九島の美しい島々を間近に体験できる遊覧船も運航されている。シーカヤックやヨット等のマリンスポーツも盛ん。 殆どは無人島や岩礁で、人が住む有人島は黒島、高島、それに本土から橋で行き来できる前島と鼕泊島の4つ。 全域が西海国立公園に指定され、日本百景に選定されている。 国際NGO「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟認定された。...»

平和祈念像

平和への想いを象徴する巨像

原爆の災禍を身をもって経験した長崎市民が「平和は長崎から」のスローガンのもとに世界の恒久平和を祈る象徴として、さる昭和30年5カ年の歳月と3千万円の寄附金により完成した青銅像。 像の高さは地上9.7メートル、重量30トン、製作は日本芸術院会員北村西望氏である。 概要平和祈念像は、長崎市平和公園に立つ高さ約9.7メートルの巨大な青銅像です。第二次世界大戦中に投下された原子爆弾の犠牲者を追悼し、平和を祈願するために1955年に建立されました。原爆の悲惨さを今に伝え、世界平和の願いを象徴するランドマークとして多くの人に知られています。 デザインと込められた想い彫刻家・北村西望氏の手によって制作...»

雲仙温泉

雲仙は、国立公園第1号の指定を受け、さまざまな自然に恵まれた国際観光地。 ゴルフ場、テニスコート、キャンプ場などが完備されているほか、付近には、キリシタン哀史で知られる雲仙地獄をはじめ、キャンプでにぎわう白雲の池などがあり、また原生沼は天然記念物指定を受けた高層湿原で、ミズゴケ、カキツバタなど珍しい植物が見られる。 温泉街の中心にある雲仙お山の情報館は「大山と温泉」をテーマに雲仙や島原半島の自然や歴史を知ることができる。 小地獄温泉は雲仙温泉の中心街から、やや南へ下った湯治場ムードの温泉。すぐ裏にある地獄から湯を引く小地獄温泉館を中心に、小さな宿がかたまっている。概要 雲仙温泉(う...»

長崎ランタン フェスティバル

長崎の冬を彩る一大風物詩。約1万5千個にも及ぶランタン(中国提灯)が長崎新地中華街をはじめ、市内中心部を極彩色に彩る。 開催は旧暦の1月1日から15日。「皇帝パレード」や「媽祖行列」をはじめ期間中毎日開催される「龍踊り」や「中国雑技」など、中国色豊かなイベントも繰りひろげられる。概要 長崎ランタンフェスティバルは、長崎市で毎年旧正月を祝うために開催される大規模なイベントです。中国の旧正月を起源とするこの祭りは、長崎新地中華街を中心に市内全域で行われ、数千個のランタンが街を彩ります。華やかなランタンや様々なイベントが目白押しで、訪れる人々に幻想的な光景と文化体験を提供します。 ...»

稲佐山

ロマンティックな1000万ドルの夜景

山頂の展望台から長崎市内全域を一望できる、標高333メートルの山。 夜景の名所でもあり函館の函館山、神戸の摩耶山と共に日本三大夜景の一つ。モナコ、香港と並び世界新三大夜景として認定された。 稲佐山からの夜景は「1000万ドルの夜景」と称される。稲佐山の山頂自体も夜景スポットとなっており、夜間には電波塔のライトアップが行われている。 ロープウェイ稲佐山へは、長崎ロープウェイを使うことで直接山頂まで上ることができる。ふもとの駅「淵神社駅」から山頂の駅 「稲佐岳駅」まで1110メートルを運行。 稲佐山公園8合目ほどの広い敷地に稲佐山公園が整備されている。稲佐山野外音楽堂、滑り台や噴水広場など...»

大浦天主堂

国宝に指定された、日本最古の木造ゴシック様式教会

ゴシック風白亜の天主堂で、現存する日本最古のカトリック教会。1864年に建てられ、翌年から公開。ステンドグラスの光が神々しい。 大浦天主堂の概要 大浦天主堂は、長崎県長崎市に位置するカトリック教会で、日本における最古の木造ゴシック建築として知られています。正式名称は「日本二十六聖殉教者聖堂」で、1864年にフランス人宣教師たちによって建立されました。現在では国宝に指定されており、その美しい建築と歴史的価値から多くの観光客が訪れる人気のスポットです。 歴史と背景 大浦天主堂は、江戸時代の鎖国政策が終わり、日本が再び外国との交流を始めた時期に建てられました。1864年、フランスのパリ外国宣...»

グラバー園

英語句スコットランド人貿易商のトーマス・グラバーの旧邸。1863年に完成したコロニアル・スタイル(バンガロー式)のおしゃれな平屋建ての洋館。 上から見ると四葉のクローバーの葉形をしている。応接室、寝室・事務室などがある。 また内部には、グラバーゆかりのステッキや釣り道具などが展示されている。 概要 グラバー園は、長崎市南山手町に位置する歴史的な観光スポットです。園内には、19世紀に建てられた洋風建築が数多く保存されており、明治時代の雰囲気を感じることができます。特に、スコットランド人商人トーマス・ブレーク・グラバーの旧居が有名で、長崎港を一望する絶好のロケーションにあります。 歴史 ...»

オランダ坂

異国情緒あふれる石畳の坂と洋館

長崎市南部、南山手・東山手の石畳のオランダ坂沿い、旧英国領事館、グラバー園などが並び、エキゾチックな風景。 オランダ坂の概要 オランダ坂(オランダざか)は、長崎県長崎市に位置する歴史的な坂道で、異国情緒あふれる景観が特徴です。江戸時代末期から明治時代初期にかけて、外国人居留地として栄えたこの地域には、多くの西洋風の建物が立ち並び、その独特の雰囲気が観光客を魅了します。 歴史と背景 オランダ坂の名前の由来は、江戸時代に長崎がオランダとの唯一の貿易港であったことにちなんでいます。当時、多くのオランダ人商人が長崎に居住し、この地域に西洋風の建物を建てました。坂道は、オランダ人たちが行き交う場...»

波佐見やきもの公園

400年の歴史を持つ波佐見焼を体感

日本古来の登窯、はじめ中国、韓国、トルコ、イギリスなど東洋と西洋の窯12基が復元整備されている野外博物館。 波佐見やきもの公園の概要 波佐見やきもの公園は、長崎県東彼杵郡波佐見町に位置する陶磁器の展示と体験ができる公園です。この公園は、波佐見焼の歴史と文化を紹介し、訪れる人々にその魅力を伝えることを目的としています。美しい自然に囲まれた広大な敷地内には、さまざまな展示施設や体験プログラムが充実しており、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。 歴史と背景 波佐見町は、江戸時代から続く陶磁器の産地として知られています。波佐見焼は、その美しさと機能性で高く評価され、国内外で広く愛されて...»

橘神社

高さ10メートルを超える大門松と並木桜

社殿36,000平方メートルの広大な神域、九州一のみかげ石の大鳥居。 年末になるとギネスブックにも認定された「世界一の門松」が登場。高さ11メートル以上の巨大門松は年明け方までライトアップされ、荘厳な雰囲気の中で新しい年が迎えられる。1940年に創建。 橘神社の概要 橘神社は、長崎県雲仙市千々石町に位置する歴史ある神社です。この神社は、橘周太陸軍中佐を主祭神として祀っています。橘公園内には、橘中佐、釧雲泉、千々石ミゲルといった千々石の三大先人の史跡が数多く残されており、地域の歴史と文化を深く感じることができます。 歴史と背景 橘神社は1940年(昭和15年)に創建されました。地元出身...»

旧香港上海銀行 長崎支店 記念館

明治時代の面影を残す、重厚な建築様式

明治から昭和初期に活躍した建築家、下田菊太郎が設計した国内に現存する唯一の遺構。1904年の建築で、長崎市内の石造りの洋館として最大級。 旧香港上海銀行 長崎支店 記念館の概要 旧香港上海銀行 長崎支店 記念館は、長崎県長崎市に位置する歴史的な建物で、現在は記念館として公開されています。この建物は、20世紀初頭の銀行建築の代表例であり、その美しい外観と内部の装飾が訪れる人々を魅了しています。 歴史と背景 旧香港上海銀行長崎支店は、1904年に建設されました。香港上海銀行(HSBC)は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、日本を含むアジア地域で広く事業を展開していました。長崎支店は、そ...»

東明山 興福寺

長崎の唐寺文化を体感!朱色の山門と美しい中国建築の日本最古の唐寺

中国僧真円開基の黄檗寺院。本堂大雄宝殿は国の重要文化財。異国情緒に満ちた寺域は県の史跡。別名「あか寺」。1620年に創建。 東明山興福寺の概要 東明山興福寺は、長崎県長崎市に位置する歴史ある寺院で、黄檗宗に属しています。1628年に創建されたこの寺は、中国の明朝様式を取り入れた建築が特徴で、異国情緒あふれる景観が魅力です。長崎の歴史と深く結びついた寺院であり、訪れる人々に静寂と美しさを提供しています。 歴史と背景 興福寺は、1628年に創建されました。江戸時代初期、中国からの渡来僧である黙子如定(もくすにょじょう)によって設立され、中国との交流が盛んだった当時の長崎において、重要な役割...»

黒島天主堂

世界遺産にも登録された、海の見える美しい教会

フランス人マルマン神父の設計と指導、黒島カトリック信徒の献金と労働奉仕で、1902年に完成。 基礎に特産の黒島御影石を積み、40万個のレンガを使った、レンガ造り(一部木造)の天主堂。 長崎県では大浦天主堂(国宝)に次ぐ重要文化財指定。 黒島天主堂の概要 黒島天主堂は、長崎県佐世保市の黒島に位置するカトリック教会です。この教会は、黒島のキリシタン信仰の象徴として知られ、1897年に建設されました。黒島天主堂は、ゴシック様式の美しい建築と、長い歴史を持つ信仰の場として、多くの観光客と信者に愛されています。 歴史と背景 黒島天主堂の歴史は、キリスト教が日本に伝来した16世紀に遡ります。江...»

七ツ釜鐘乳洞

自然が生み出した神秘空間、幻想的な鍾乳洞探検

1928年に発見され、1936年に国の天然記念物に指定された長崎県下唯一の鍾乳洞。 海底が隆起したあと、浸蝕作用で石灰質が堆積してできたもの。洞穴は全長1050メートル以上、250メートルまで公開している。 洞内の平均気温は14度、美しい清水が流れ、高さ約10メートルの清水の滝や約4メートルの大石柱があり自然が作り出した鍾乳石の彫刻が幻想的な世界を演出している。 七ツ釜鐘乳洞の概要 七ツ釜鐘乳洞は、福岡県北九州市に位置する天然の鐘乳洞です。この洞窟は、その美しい鍾乳石と独特な地形で知られており、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。洞窟内には、数百万年かけて形成された壮麗な鍾乳石が点...»

長崎ペンギン水族館

ペンギン飼育種類の数、世界一!愛らしいペンギンたちと触れ合える

世界に生息するペンギン18種のうち9種を飼育しています。そのうち6種の繁殖に成功しており、飼育種と繁殖種の数は、いずれも「日本一」です。 バーチャルシアターでは実写にCG(コンピュータ・グラフィックス)の映像を専用のメガネをかけて見ることで、水中に潜ったような疑似体験ができます。 長崎ペンギン水族館の概要 長崎ペンギン水族館は、長崎県長崎市に位置する水族館で、特にペンギンの飼育展示で有名です。2001年に開館し、世界最大級のペンギン展示施設として知られています。この水族館では、9種類のペンギンをはじめとする多様な海洋生物を観察できるだけでなく、ペンギンとのふれあいや学習体験を通じて、海洋...»

島原城

雲海に浮かぶ天空の城、絶景と歴史を体感

通称は森岳城。1618年から松倉重政が7年3ヶ月の歳月を費やして島原半島中央部の森岳に築城。子の勝家は島原の乱の責任を問われて所領没収・断罪。 以後、高力忠房、松平忠房らが城主となり、松平氏の時代に明治維新を迎えた。 昭和39年に、天守閣が復元されたほか、巽の櫓や丑寅の櫓が復元され、それぞれ北村西望記念館や民具資料館になっている。 松倉重政(1573-1630)江戸初期の大名。家康に仕え、大坂の陣の後は島原領主。領内キリシタンの弾圧は有名。その苛政は島原の乱の因ともなった。 島原城の概要 島原城は、長崎県島原市に位置する歴史的な城で、別名「森岳城(もりたけじょう)」とも呼ばれます。江...»

平戸城

天守閣からの眺めは格別、海に浮かぶ亀の城

城の建築方法としては珍しい山鹿流によって建てられた城。1707年に築城。城内には平戸藩時代の遺品や文化財などを展示している。 天守閣からの眺めが素晴らしく、黒子島の原生林(天然記念物)や平戸大橋が望める。 平戸城の概要 平戸城は、長崎県平戸市に位置する歴史的な城で、別名「亀岡城」とも呼ばれます。江戸時代初期の1613年に松浦鎮信によって築城され、その後の平戸藩の政治と軍事の中心として機能しました。現在では観光名所として、多くの訪問者がその歴史と美しい建築を楽しんでいます。 歴史と背景 平戸城の建設は、1613年に平戸藩主である松浦鎮信によって開始されました。平戸は、古くから海外貿易の...»

平和公園

祈りと平和を願う、長崎のシンボル

東地区の記念像地区、原爆落下中心地地区、長崎原爆資料館地区と、西地区の「スポーツのゾーン」、「広場のゾーン」を含む総合公園。 長崎県の平和公園の概要 長崎県の平和公園は、長崎市に位置する歴史的な公園で、1945年8月9日に投下された原子爆弾の被害を忘れないために設立されました。この公園は、平和への願いを込めたモニュメントや彫刻が点在し、多くの訪問者が平和の重要性を再認識する場所となっています。 設立の背景と歴史 長崎平和公園は、第二次世界大戦中に長崎に投下された原子爆弾の犠牲者を追悼し、世界の恒久平和を願うために設立されました。爆心地から北へ約500メートルの場所に位置し、1955年に...»

佐世保バーガー

見ただけでその大きさに圧倒!メイドイン佐世保のハンバーガー

佐世保にアメリカ文化「ハンバーガー」がやって来たのは、昭和25年頃。戦後間もないその当時、アメリカ海軍からレシピを聞いて作り始めたのが始まり。近年全国的にも注目され、佐世保市内にあるこだわりのバーガーショップには、週末や連休などには行列が出来る程の人気となっている。ひとつの決まったスタイルのハンバーガーを指していうのでなく、佐世保市内の店で提供される「手作りで」「注文に応じて作り始める(作り置きをしない)」ハンバーガーの総称。...»

皿うどん

長崎を訪れたら必ず食べたい代表料理

パリパリに揚げた細麺にとろみのついた具だくさんの「あん」をかけて食べる料理。長崎では好みによってウスターソースやお酢をかけて楽しむ。 長崎県の伝統的な料理です。名称からはうどんの一種と思われがちですが、実際には細麺を使用したものは中華料理の「炸麺(かた焼きそば)」に近く、太麺を使ったものは「炒麺」や焼きうどんに近い料理です。 この皿うどんは、長崎市の中華料理店「四海樓」の陳平順が、「炒肉絲麺」(麺と細切り肉を炒めた焼きそば)をアイデアにして考案しました。彼はちゃんぽんを出前用にアレンジし、配送中に汁がこぼれないようにするために少なめの汁で作られました。ちなみに当時の長崎ではちゃんぽんの出前...»

小浜ちゃんぽん

日本3大ちゃんぽんのひとつ!大正時代から愛される小浜温泉の味

長崎県小浜温泉は明治時代から湯治場として賑わい、100年以上前から名物料理として古くから親しまれているのが“小浜ちゃんぽん”だ。長崎、天草と並び「日本3大ちゃんぽん」のひとつに数えられる。地元橘湾でとれた海鮮を具に出汁に使用し、あっさりとしながらコクのあるスープが極太のもっちり麺によく絡む。 長崎県雲仙市小浜町で独自に発展した小浜ちゃんぽんは、豚骨や鶏ガラをベースに地域特産のカタクチイワシを用いた出汁が特徴です。そのまろやかなスープが際立ちます。小浜温泉は雲仙岳麓に位置し、昔からの温泉地。大正時代に長崎ちゃんぽんが小浜から天草へ広まり、そこで独自の進化を遂げました。...»

トルコライス

大人のお子様ランチ

トンカツ、ピラフ、スパゲッティなどをひとつのお皿に盛りつけたワンプレート料理。近年まで地元の人たちは長崎独特の文化とは知らなかった程定着したメニューとなっている。トンカツがチキンカツやハンバーグになったりと、長崎ではさまざまなトルコライスが楽しめる。ただし「トルコ」の名を冠してはいるが、トルコ料理に同じものは無い。...»

大村あま辛まっ黒!カレー

大村市の歴史と文化を織り込んだ「あま辛」ご当地グルメカレー

「地産地消」「歴史・文化」を反映した大村市のご当地カレー。織田信長の日本統治時代に、日本で始めて「天正遣欧少年使節」が大村よりローマへ旅立った。インドを経て日本に帰還し、大村にカレーのスパイスを始めて持ち込んだという。中心市街地の長崎街道(シュガーロード)が、昔から砂糖を使った甘いお菓子で有名。そこで「甘い」と天正遣欧四少年使節のスパイスから「辛い」を取って「大村あま辛黒カレー」を開発。フルーティーな甘さと、あとから追いかけて来るようなスパイシーな辛さが交わって絶妙な味を生み出している。...»

長崎ちゃんぽん

日本中国合作の長崎名物

長崎ちゃんぽんは、全国的に知られるご当地麺料理で、太い麺と豚肉や魚介類、野菜を具とした、たくさんの具材が特徴です。九州を中心に、長崎ちゃんぽんの影響を受けたご当地ちゃんぽんが広がっています。 明治時代中期に、中華料理店の店主である陳平順が、長崎県にいる中国人達に安くて栄養価の高い食事を提供するため、福建省で自身が食べていた料理をベースに考案したのが「ちゃんぽん」の発祥とされる。その後、汁気の多いちゃんぽんを配達しやすくするため、陳平順がスープにとろみをつけたのが「皿うどん」のはじまりといわれ、現在では、油で揚げた細麺と焼いた太麺で作られる2種類がある。 長崎県のちゃんぽんは、福建省の料理を...»

島原手延べそうめん

職人の匠の技と魂が織り成す、丁寧に仕上げた食感が命

日本名水百選に選ばれる美味しい雲仙岳の伏流水と厳選した小麦粉・国内産石臼研ぎ粉を配合したもので仕込む。塩は対馬の美しい海から採れた、ミネラル豊富な天然藻塩を使用。小麦粉の粘りを出すため、何度も手作業で「熟成」と「延ばし」を繰り返し、少しずつ糸のような細さまで引き伸ばす。それにより麺の中のすき間がなく、組織が密になる。茹でても膨張が少なく、「つるつる感」と「もちもち感」を最大限に引き出す。匠と呼ばれる技術を持つ職人が魂と愛情を練り込んで創り上げた手延べそうめんが味わえる。...»

具雑煮

島原藩領だった島原半島一帯で作られている郷土料理

島原藩領だった島原半島一帯で作られている郷土料理。島原の乱の時、一揆軍の総大将天草四郎が農民たちに餅と兵糧としてたくわえさせ、山や海から色々な材料を集めて雑煮を炊き、栄養をとりながら約3ヶ月も戦ったと言われる。...»

サザエカレー(長崎県)

磯の香りがたまらない!さざえを贅沢に使った人気のご当地カレー

磯の味わい深いさざえを使用した、福岡県のデパ地下で全国お取り寄せランキング上位に輝く、人気のご当地カレー。丁寧に裏ごししたさざえのワタを、数種類のスパイスとともにカレーのルーにブレンド。さざえの旨味がギュッと詰まったコク深い大人のカレーである。海流の強い磯場が良い漁場といわれるさざえ。黒潮踊る玄界灘で育まれた上質なものを吟味。漁場、時期、海流を匠の目利きで厳選したさざえは、歯ごたえ十分。贅を極めたまさに大人のカレー。...»

島原そうめん鉢

キリシタン文化を象徴する美しい器で食す、新しいスタイル

島原そうめん蜂は、南島原の代表的な特産品である島原手延べそうめんを使ってそれぞれのお店が工夫を凝らした様々なメニューを提供している。 島原そうめん鉢の定義は、1 .島原手延べそうめんを使うこと。2.食材はなるべく島原半島の物を使うこと。3.器は同じものを使うこと だ。なんといっても島原そうめん鉢の特徴はそうめん鉢に使用されている器。どの店舗でも、島原キリシタン文化の象徴である花クルスが描かれた各店オリジナルの波佐見焼が使用されている。風合いの異なるご当地の器で食すそうめん料理は、新しいご当地B級グルメの楽しみ方を教えてくれる。...»

楽焼うなぎ

甘いタレがたっぷり滲みた楽焼うなぎ

焼き上げた後、楽焼の器で蒸し上げるのが特徴。香ばしさを残したまま、口のなかでとろけるようなふっくらとした味わいが楽しめる。昔天然うなぎが生息していた本明川の両側にはうなぎの割烹や専門店が軒を連ねており、それぞれのお店が秘伝のタレでうなぎを焼き上げる。...»

鯛茶漬け(長崎県)

お茶のさわやかな香りと鯛の旨味が絶妙

春先から初夏にかけて脂がのり、最も美味しい季節を迎える天然の真鯛にタレをつけて並べ、熱いお茶を回して食す贅沢な一品。お鯛の表面がほんのり白くなって、鯛の上品で淡白な美味しさがさらに引き立つ。...»

卓袱料理

円卓に広がる長崎文化の祝宴

しっぽくとは、卓のことであり、しっぽく料理とは卓上の料理そのものを指す。 上座も下座もない円卓を囲んで、和気あいあいと四季折々の地元の食材を調理した料理を楽しむ。様々な国や街から人々が集った長崎ならではのスタイルであった。...»

茶碗むし・蒸寿

ふたつをセットで食べるのが長崎流

長崎の肥前藩邸に出入りするうちに、茶碗蒸しに魅せられた四国伊代藩士の吉田吉宗信武が、忙しい人に簡単で美味しいものが出せないかと、茶碗蒸しと蒸し寿司をセットで出したのが始まりと言われている。蒸し寿司は、温ずし(ぬくずし)とも呼ばれる関西以西に伝わる温かいバラ寿司の事である。...»

なすび飯

美味しい秋茄子を使った料理

短冊切りにしたなすびを塩もみにしてアクを抜き、にんじんは千切り、しらす干、油抜きしたうす揚げを短冊切りしたものを油で炒め、砂糖・醤油・みりんで味付けしたものを炊きたてのご飯に混ぜ、飾りにオクラの薄切りをのせる。なすび意外の野菜は各家庭の特色があるようだ。晩夏の食欲増進の意味合いもある、家庭ならではの味ご飯である。 旬    8月 9月...»

みりん干し

熱々ご飯や酒の肴にぴったり。甘いタレが香ばしい旨みの宝庫

みりん干しは、水飴(みずあめ)、みりん、砂糖、化学調味料、食塩などでつくった調味液に浸漬後、水切りして乾燥した干物。軽くあぶって食べると、香ばしいく食欲を誘う。長崎県では、五島で獲れた旬のあじを平戸の醤油を使った秘伝のたれでみりん干しにしたものなどがお薦め。焼くとふわふわ、身もぷりぷり。平戸の醤油を使った秘伝のたれが魚本来の旨み存分に引き出す。魚自体に脂がのっていると、甘いみりんの味わいと良く合い絶品。アツアツ御飯にも、酒の肴にもぴったりで、長崎の豊な海の幸が堪能できる。...»

東坡煮

口の中でとろける柔らかさ。卓袱コースの代表的料理

豚の角煮のことで、卓袱(しっぽく)コースの中の代表的な料理のひとつ。主に豚の三枚肉を材料とし、柔らかく煮て調理。中国の著名な詩人、「蘇東坡」が好んだことから、この名で呼ばれるようになったと言われている。中国の東坡肉(豚ポーロー)と同じく、ほろりと柔らかで、トロトロの食感が筆舌し難い美味しさ。ちなみに卓袱料理とは、長崎市発祥の大皿に盛られたコース料理。円卓を囲んで味わう中国料理や西欧料理が日本化した宴会料理である。...»

ヒラス(ヒラマサ)の料理

白い鉄火巻の具としても活躍する長崎のヒラス

”ヒラス”とは長崎の呼び名で、一般的には”ヒラマサ”と呼ばれる魚だ。近海で天然のヒラスが多くとられることから、長崎ではとてもポピュラーな魚で、一般的にマグロが用いられる鉄火巻きの具にヒラスが用いられるほどだ。白身魚のヒラスで作られた鉄火巻きの具は白く、”白い鉄火巻”として観光客等の食のターゲットとなっている。新鮮なヒラスは、臭みがなく、ほどよい脂ともちっとした食感が魅力で、生で食べられることが多く、その濃厚な旨みは、砂糖が含まれた長崎のしょうゆをつけてもしっかりとした味わいが楽しめる。...»

ひょっつる

ツルっと気持ちよく食べられるわかめ100%のヘルシーご当地麺

島原半島で麺類というと“島原そうめん”“ろくべえ”などが有名ですが、南島原市南有馬町では“ひょっつる”というワカメの葉をゼリー状に溶かして細めんに加工したご当地麺がある。その名前の由来は「ひょっ」と思い立ったときに「つるっ」と食べられるところからきているという。島原半島で獲れたミネラル豊富で新鮮なワカメの葉を100%原料としたわかめ麺です。タレをかけてシンプルに食べてもおいしいが、地元ではスープやサラダ、コロッケ、卵とじなどにも入れられる。ワカメ100%を原料とした低カロリーでミネラルも豊富。「豊かなワカメの香り」、「つるっとした喉ごし」、「ひょっ」「つるっ」と口の中に入ってくる感覚を楽しみな...»

六兵衛

昔ながらのさつまいも麺

島原半島が飢餓に見舞われたとき、人々を救うために六兵衛という人が考え出したとされる郷土料理。さつまいもの粉を山芋でつないだもので、汁には醤油を使い、ねぎの薬味を添えて食べる素朴な味である。 島原地域と対馬地域に江戸時代から伝わる郷土料理。調理方法に多少の違いはあるが、どちらの地域でもさつまいもから作った粉をこねてうどん状にして、つゆに入れた料理である。島原地域では1792年、眉山(まゆやま)が火山性地震で崩壊したことで、大量の土砂が有明海に流れ込み津波が発生した。それは広く沿岸部を襲い、一帯の農地を荒らし、飢饉を招いた。付近の民衆はやせた土地でも育つさつまいもを主食にして飢えをしのいだ。料理...»

いぎりす

ヘルシーで健康的!うまみたっぷりの島原名物

乾燥させたイギス(紅藻類の海藻)を、米のぬか汁や大豆のゆで汁等を用いて煮溶かし、人参や魚、あるいはピーナッツなどの具を練りこみ、羊羹状に固めたもの。冠婚葬祭の席によく供され、食べられている。名称の由来は原材料の海藻、「いぎす」がなまったものとされている。いぎす豆腐、おきゅうとなどと同系統の食品。 つるっとしたのど越しが特徴。愛媛から伝わった郷土食 “いぎりす”とは、“いぎす”という海藻を溶かしてようかんのように固めたもの。のどの通りのよさが特徴の素朴な郷土料理です。食卓には、切って大皿に盛って出されます。 いぎすを食べるようになったのは、島原の乱後、この地に移住してきた四国の人たちの影響と...»

五島うどん 地獄炊き

生卵またはあごだしつゆに茹でたうどんをつけて食べる

長崎県の五島列島で作り続けられてきた手延うどんは「幻の五島うどん」と呼ばれている。たっぷりのお湯でゆで上げたあつあつのうどんをしょうゆやあご(トビウオ)だしのたれで食べる「地獄炊き」が地元では定番。 地獄炊きの名は、初めて食べた旅人が「しごくおいしい」とほめたのが、地獄おいしいと聞き間違えたのが、この言葉の由来であるというユニークな説も。 1000年以上の歴史を持つ五島うどん!その背景に納得 椿油を用いる麺はモチモチの食感、コシの強さ、喉ごしのよさが特徴。大きな鍋で茹でて、熱々のまま食卓へ運び、醤油と生卵を絡ませて食べる「地獄炊き」が有名。 五島列島には麺づくりに必要となるミネラル豊富な...»

ハトシ

長崎を代表する卓袱料理の一つ。海老の旨味とプリプリの食感が◎

海老のすり身などを食パンで挟み、油で揚げたもので、明治の頃に中国から伝わった料理。長崎の料亭で出される卓袱(しっぽく)料理の一品で、広東語「蝦吐司」をまねたハトシという呼び方で広まった。中国名の文字からも「蝦」が「海老」、「吐司」は「トースト」の意味から調理法が分かる。その後、長崎の一般家庭料理となり、それぞれのご家庭では海老に限定せず、挽き肉、魚のすり身など色々な素材を使用。世界最大の海老の消費国・日本。日本人の味覚に合っていたのも長く愛される所以といえる。 「ハトシ」は、明治時代に清国(当時の中国)から長崎に伝わった料理。中国語で「蝦多士(ハートーシー)」と書くとおり、蝦=エビのすり身を...»

大村寿司

錦糸卵の鮮やかな黄色が美しい、もてなしの席を彩る逸品

長崎県の中央に位置し、西に大村湾を望む大村市の代表的な郷土料理が”大村寿司”。祝いやもてなしの席で供される押し寿司(角寿司)で、20センチ四方程度の大きさにした二段重ねの甘酢飯で、かんぴょう、しいたけ、ごぼう、はんぺん、白身魚のそぼろ等の具を挟み、錦糸卵をのせて切り分けたものだ。戦国時代に大村氏の軍勢が勝利した際、領民が兵に差し出した歓迎の料理が起源だといわれ、しっとりとした酢飯に、豊富な具材の旨みと錦糸卵の甘みが加わり、調和のとれた風味が口にふわりと広がって美味だ。 古くから大村市に伝わる郷土料理。室町時代、戦に敗れ領地を奪われた大村純伊(おおむらすみこれ)が、反攻して領地を奪還し帰還した...»

ひじき麺

モチモチの食感につるつるの喉越し。豊な磯の香りが口に広がる

ひじきと小麦粉を練り合わせたひじき麺は、植物繊維やカルシウム、鉄分、カリウムなどのミネラルを豊富に含み、そばアレルギーの人にも安心なヘルシー麺。成分分析から発案・研究されたひじき麺は、独特な食感を持ち、一度食べたら忘れられない味。ひじきを使用しているかが、黒っぽいものではなく、外見は日本そば風の馴染み易い色。磯の香りがほのかに漂い、つるりとした喉ごしが食欲をそそる。冷たいつけ麺、温かいかけ麺、両方ともに美味。長崎県産ひじきは、全国一の漁獲高を誇る。...»

長崎県産 あご(トビウオ)

旨味のある上品な出汁が人気!そのまま食べて酒肴としても美味

「あご」とはトビウオのこと。日本近海で春と夏に北上、秋に南下する。春に漁獲される“はまびうお”は「春とび」として珍重され、刺身や塩焼きが人気。トビウオの飛行は“まぐろ”などの大型魚から身を守るための自己防衛手段が発達した結果といわれている。長崎では秋に平戸周辺で行われるアゴ漁が有名。「あご」の出汁はおいしく長崎では「焼きアゴ」として正月の雑煮に利用される。個性的な甘みのある上品な出汁が取れ、お吸い物や味噌汁・麺つゆにしても◎。そのまま食べても美味しいが、軽く炙っていただくと更に美味しく味わえる。 旬    8月 9月 10月 11月...»

壱岐のウニ

とれたてのうにをほおばると、磯の香りが口いっぱいに

玄海灘に浮かぶ壱岐の名物「うに」。島周辺には漁場が数多くあり、海士・海女は全島で300人以上。収穫期は春から夏で、赤ウニ・紫ウニ・バフンウニが取れる。美しい海で豊富な海藻を食べて育ったうには、大粒で身が締まっておりプリッとした舌触り。甘味が強く濃厚で、一粒一粒がしっかりとした深い味わいだ。海女達がウニ漁の合間に作って食べたのが「うに飯」と「うに丼」。「うに飯」は生ウニと醤油だけで炊き込んだもの。生ウニを熱いご飯の上に乗せて醤油を垂らしたのが「うに丼」。どちらもシンプルかつ贅沢な食べ物だ。 旬    1月 5月 6月 7月 8月 9月 10月...»

長崎 天然 伊勢海老

「伊勢エビ祭り」でも有名な長崎の伊勢エビにかぶりつく

長崎市の野母崎(のもざき)の近海は、伊勢エビの好物である小魚やムール貝などが豊富に生息しており、それらをたらふく食べて育った野母崎産の伊勢エビは、たっぷりと肥えているだけでなく、濃厚な味と伊勢エビ本来の甘みを堪能できる。伊勢エビ漁が解禁される8月末~9月末の時期には、長崎市で有名な「伊勢エビ祭り」も行われ、伊勢エビを丸ごと1匹使った伊勢エビ丼や、生きたままの伊勢エビをそのまま焼いて食べる浜焼きなどが楽しめる。グッとしまった身からあふれる旨みを堪能してもらいたい。 旬    1月 2月 3月 4月 8月 9月 10月 11月 12月...»

スッポン料理

国内有数のスッポン養殖地で美容食として注目の食材を味わう

長崎県諫早市は、国内でも有数のスッポン養殖地。街のあちこちに、亀模様のレリーフなどが見られるほど、亀と密接な関係にある。そんな諫早市の郷土料理と言えば、スッポン料理。完璧に管理され、養殖された安全で健康的なスッポンを使用し、伝統の手法で料理した逸品。スッポンには、良質のたんぱく質やアミノ酸、ビタミンA・B1・B2・Eなどが豊富に含まれ、疲労回復にも効果があると言われている。注目されているコラーゲンが摂れることから、最近では女性にも大変人気の高い美容食になっている。...»

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